子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)
サーバリックスは、HPV16型および18型感染に起因する子宮頚がんおよび前がん病変の予防を目的としたワクチンです。
Q:子宮頚がんとはどのような病気ですか?
A:20代から30代の若い女性での発生率が高く、日本では1年間に8000人が罹患しています。
原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染と考えられています。
Q:HPV(ヒトパピローマウイルス)とは・・
A:HPVは性交渉により感染すると考えられています。
性交渉の経験のあるほとんどの女性が一度は感染すると言われています。
大半は一過性の感染ですが、一部では持続感染し、
1000人に1~2人が子宮頚がんを発症すると考えられています。
HPVは100種類以上あり、その中で15種類の型に発がん性があります
子宮頚がんの患者さんの大半から、発がん性のある16型、18型のHPVが検出されます。
サーバリックスは、この16型、18型HPVの感染予防を目的としたワクチンです。
Q:接種対象年齢は・・
A:10歳以上の女性です。
海外では、性交渉開始前の10歳から13歳の女児が多く接種しています。
正しい方法で接種すれば、16型、18型HPVの感染を約20年間は予防できると推定されています。
12歳前後に接種すれば、子宮頚がんの発症率の高い20~30代の子宮頚癌を予防できると考えられています。
Q:接種方法は・・
A:初回接種から半年間に3回接種が必要です。1回0.5mlを筋肉注射します。
初回、2回目(1ヵ月後)、3回目(初回接種の6ヵ月後)の計3回です。
きちんと3回接種し、抗体価を十分に高めておくことが必要です。
他のワクチンを接種する場合は、医師の指示のもと接種スケジュールを組む必要があります。
ワクチン製剤の接種間隔
生ワクチン(麻疹、風疹、水痘、ポリオなど) 27日以上
不活化ワクチン(DPT,インフルエンザ、日本脳炎など) 6日以上
サーバックスワクチンは接種後6日以上の期間をあけ、他のワクチンを接種しなければなりません。
Q:サーバリックスの副反応
A:一般に発赤、腫脹は3~4日で消失します。硬結が1ヶ月程度残る場合がありますが、そのまま放置してかまいません。
ワクチン接種により発熱が生じる場合があります。
他の原因で発熱している可能性もあるので、解熱しない場合は医師に相談してください
重篤な副反応としてアナフィラキシー症状が出現する場合があります。
そのため、ワクチン接種30分以内に起こることが多いので、接種後は医療機関で待機して頂きます。
サーバックスワクチンは、ワクチンについてご理解された方への接種を行なっております。
子宮がんは、ワクチン接種と定期的な検診により防ぐことができます。
ワクチンを接種しても、定期検診は必ず受けましょう
当院でもまもなく接種開始予定です。
ご希望の方は、お電話でお問い合わせくださいませ
子宮頚癌検診 4,000円
当院でサーバリックス接種をされる方のみの価格です。
※オプション 子宮、卵巣超音波検査 5,000円
■□価格□■
1回目 17,500円
2回目 17,500円
3回目 16,000円(当院で1回目、2回目を接種された方のみ)
性病検査
クラミジア検査 5,000円
淋菌検査 5,000円
クラミジア+淋菌 9,000円
HIV検査 4,000円
梅毒 2,000円
トリコモナス 4,000円
クラミジア 淋菌 HIV 梅毒セット 14,000円(同セット検査2回目以降の方)
結果は郵送も可能です。
乳がん検診
乳腺エコーのみ 6,800円
視診 触診 乳腺エコー 8,000円
乳腺(視診 触診 乳腺エコー)+子宮頸がん検診+子宮、卵巣エコー 15,000円
結果は郵送も可能です。
ブライダルチェック
費用:28,000円
プライダルチェック(性感染症含む)
・子宮、卵巣超音波検査
・子宮頚管粘液採取
・子宮頚がん検査
・心電図
・血液検査
血液形態、肝機能、腎機能、血液型、ホルモン(PRL,LH,FSH)
感染症(風疹、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、クラミジア感染症、
・尿検査
オプション:HIV感染症
費用:4,000円
・子宮、卵巣超音波検査・子宮頚管粘液採取・子宮頚がん検査・心電図血液形態、肝機能、腎機能、血液型、ホルモン(PRL,LH,FSH)感染症(風疹、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、クラミジア感染症、オプション:HIV感染症
■■■月経不順について■■■
月経周期や量がある程度の変動や軽い月経痛などは、月経のある女性ならふつうに経験します。しかし、月経の不順が長びいてこれは変だと思ったならば、自分で判断しないで、産婦人科を受診してください。月経不順の原因はホルモンバランスの異常と考えられますので、治療の中心はホルモン剤になります。
・月経周期の異常
月経周期が24日以内と短い場合を頻発月経、逆に39日以上と長い場合を稀発月経といいます。中には周期によって24日以内だったり39日以上だったりする不整周期の人もいます。原因としては無排卵や、排卵後の黄体のはたらきが不十分な黄体機能不全などが考えられます。
・続発性無月経
3ヶ月以上月経がない場合をいいます。よくみられるのは、ストレスや過度のダイエット、過食や拒食、過度の運動などのために、脳の視床下部性無月経です。治療に時間がかかるだけでなく、不妊の原因になることもあります。
・月経日数の異常
月経の日数が1日か2日しかない過短月経は、たいてい月経量が極端に少ない過小月経を伴います。原因には子宮の発育が悪い場合、排卵のない無排卵周期や黄体機能不全などが考えられます。
月経が8日以上続く場合を過長月経といい、出血が2週間以上続くこともあります。子宮筋腫、子宮体がん、子宮内膜ポリープ、子宮内膜炎などの出血をおこしやすい病気がみられる場と、無排卵周期が原因になっている場合があります。
・月経と月経の間に出血や腹痛がある
月経と月経の中ごろに2~3日少量の出血をみることがあります。中間期出血といい、排卵期に卵胞ホルモンの分泌が変動するためにおこる症状です。月経のある女性にはめずらしくありません。
性病検査
クラミジア 5000円
淋菌 5000円
クラミジア+淋菌 9000円
HIV 4000円
梅毒 2000円
トリコモナス 4000円
クラミジア 淋菌 HIV 梅毒セット 14000円(同セット検査2回目以降の方)
結果は郵送も可能です。
■■■性病Q&A■■■
Q:性感染症(STD:SexuallyTransmittedDiseases)って?
A:性行為で感染する病気です。最近では、10代から20代の患者さんが急増しています。
はっきりとした症状が出現せず、検査をしてみないとわからない場合もあります。
症状が進行すると不妊の原因となってしまう病気もあります。
気になることがある場合は、婦人科を受診しましょう。
STDの予防としては、コンドームの使用が必要です。
最近では、オーラルセックスによって口腔・咽頭内に付着した菌を原因とした感染も問題になっています。
STDは早期治療が肝心です。
さらにパートナーとの性交渉によるピンポン感染を防ぐためにも二人同時に治療をする勇気も必要です。
将来のためにも真剣に考えましょう。
■■■ピルについてのQ&A■■■
今話題の『低用量ピル』。婦人科医師の立場で詳しくご説明します。
Q:ピルって?
A:本来は錠剤(pill)の意味ですが、一般的には経口避妊薬のことを指します。
ピルは卵巣からつくられる卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)とおなじ働きを持つホルモン剤の配合されたものです。
ピルの内服により、避妊効果の他に月経にかかわるさまざまなトラブルを解消することができます。
Q:低用量ピルって?
A:卵巣からつくられる卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストゲン)の配合された経口避妊薬です。
血栓症といったピルの副作用は、主にエストロゲンの量に関係があるといわれエストロゲン量を減らす試みがなされてきました。
1錠中に含まれるエストロゲン量が50
以下のものを低用量ピルとしていわれています。
Q:ピルにはどうして避妊効果があるの?
A:エストロゲンとプロゲステロンという本来卵巣から分泌されるホルモンを外から服用することで、脳の下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)の働きが抑制されます。
そのため、卵胞が発育することなく排卵が起きないので避妊を可能にするのです。
また、子宮頸管の粘液の性状を変化させ、子宮の入り口の蓋をして精子の進入を妨げたりする働きもあります。
Q:妊娠したくなったらどうすればいいですか?
A:ピルの内服を中止すれば妊娠は可能です。服用を止めることによって抑制されていた下垂体は働き始め卵巣を刺激し排卵が起きるようになってきます。
もし、月経周期が回復しないような場合は医師にご相談下さい。
Q:避妊以外の効果を教えてください
A:ホルモンバランスの乱れによって起こるといわれている月経前緊張症・月経困難症(月経痛の激しいもの)・月経不順、月経過多などの改善、その他に子宮内内膜症・子宮筋腫の予防や不妊症予防、卵巣癌・子宮体癌にも予防効果があるといわれております。
さらに、ある種のピルにはにきびや多毛などの男性化症状の改善がみられるといった報告もあります。
Q:ピルの副作用は?
A:低用量ピルは1錠中に含まれるホルモン量が少なくなっているため副作用が少ないのですが、服用開始時は吐き気、めまい、頭痛、乳房の張り、不正出血などを訴えることがあります。
これは今までのホルモン環境が違ってくるために一過的に起きるので、これら症状は、ほとんどが二、三周期服用を続けると消失します。症状が続く場合には、他のピルに変更する必要があります。
体重増加については、服用開始時に増加することがありますが、一年くらいの期間で観察するとほとんど変化がありません。
心臓、血管系の副作用として静脈血栓症がありますが、白人と比較すると日本人ではタバコの害と比較すると無視できる程度ですが、血栓症をおこしやすいリスクのある方は注意が必要です。
例えば、ご家族に血栓症の既往がある人などです。
また、ピル服用中の喫煙は静脈血栓症の発生頻度を増大させます。
35歳以上の方は禁煙が必須です。それ以下の方も本数を減らし、禁煙にしていくほうがよいでしょう。
Q:ピルを内服したいのですが?
A:ピルは薬局では買えません。医師の処方箋が必要です。
通常内服開始時には、以下のような検査が必要となります。
(1)採血(貧血、血小板、肝機能、総コレステロール、中性脂肪など)
(2)超音波で子宮、卵巣のチェック
(3)子宮頚癌検査、
(4)性感染症検査(淋菌、クラミジア、カンジダなど)
ピルの内服を開始された場合採血、子宮頚癌検査、乳がん検査は定期的に必要です。
Q:ピルを内服するときに気をつけることは?
A:35歳以上の方は禁煙、35歳以下の方も本数を減らし、いずれは絶煙することが望ましいです。
また、性感染症を防ぐことができません。カンジダ、クラミジア、淋病、肝炎、エイズなどの性感染症予防にはコンドームの使用が重要です。
Q:飲み忘れたときは?
A:24時間以内であれば、その時点ですぐに1錠内服して下さい。
次のピルは通常通りに内服して下さい。
24~48時間内であれば、その時点で2錠内服して下さい。
2日以上経過していれば服用を中止し、飲み忘れを含め7日間休薬をおいて新しいシートのピルを服用するようにしましょう。
また、24時間以上開けてしまいますと不正出血が起きてくることが予測されますので、その場合も服用を中止し7日間の休薬後新しいピルを服用するようにします。
いずれにしても飲み忘れた時期により対応が少し異なってきますので、医師に必ずご相談下さい。